送信機-4(FM送信機)

FM送信機は馴染が有る名前だ。

FMトランスミッターでウォークマンの音楽を車で聞いたりしたからだ。

簡易的に短い距離を音声を飛ばし、音質もステレオで聞けたりするイメージだ。

 

FMとはFrequencyModulationの略、周波数変調のことをさす。FMラジオのFMもここからきている。

搬送波の周波数を、逓倍して増幅(振幅を大きくさせるAM変調)する方法では無く、周波数を変調させ、音声などを乗せて飛ばすのだ。

その時の搬送波の波形は、AMでは逓倍し上下に大きく波打たせるが、FMでは上下は変えず波数を増減させる。

 

変調は、音声などの信号波を利用して、周波数変調器で行う。

DSBやSSBで使う緩衝増幅器は使わない。

電波形式はF3Eで、占有周波数帯幅は50MHzと144MHz帯で40kHz 、430MHz帯では30kHz。

構成

・発振器・・・発射する何分の1かの周波数を作る。

・IDC・・・マイクの音を音声増幅器経由させた信号波を、マイクの音の大小に関係なく一定の周波数偏移に納める。

・周波数変調器・・・発振器からの周波数をIDCからの音声の周波数で周波数変調(FM変調)する。

・周波数逓倍器・・・逓倍方式で周波数を上げ、周波数偏移も大きくする。

・電力増幅器・・・必要な電力まで増幅、アンテナに送り出す

 

基本的には周波数変調は振動に強い。雑音や妨害電波に強いのだ。

例えば同じ周波数の妨害電波にも自らがより強ければ抑圧し、電波強度は多少劣化しても受信出力は変わらないので、雑音が多い場所でもDSBやSSBに比べ良好な通信ができ音質が良いのが特長だ。

短所は、占有周波数帯幅が広い分、限度以下の信号波では雑音が多くなってしまう。

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送信機-3(SSB送信機)

SSB送信機

現在主流の送信機だ。

構造は、発振器が2つあり、DSBに有る周波数逓倍器を使用できない、のが特徴。

電波形式はJ3E。周波数帯幅は3kHzとDSBの半分だ。

 

1.マイク

2.音声増幅器

 搬送波を変調できるまで音声を増幅する。

3.平衡変調器

 局部発振器から発信された搬送波に、増幅された音声信号波を加え、振幅変調させ上側波帯と下側波帯をつくる。

4.帯域フィルタ

 3で出来た上下波側帯の1つを選ぶ。つまりここでSSB波を作る。

5.周波数混合器

 目的の周波数を作る混合器。局部発振器で周波数変換する。DSBは周波数逓倍器で逓倍させるが電力を食う欠点が有ったが、SSBでは周波数変換するのだ。

6.励振増幅器

7.電力増幅器

 電波を発射できるまで必要電力まで上げる。歪まないようにALC(AutomaticLevelControle)回路を働かせる。

 

SSB送信機は構成は単純だが、調整は難しい。

少ない電力で、占有する周波数帯幅は半分、フェージングが少ないので主流になっているのかな。

フェージング・・・Fading。距離や時間で干渉する電波の影響で受信レベルが変動する現象。例えば海外電波を聞くと音が大きくなったり小さくなったりする波打つような現象のこと。

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