2009のおさらい
どん底だった2009年の日本経済。内閣府の月例経済報告12月でおさらいしてみよう。
好調だった経済は、昨年9月のリーマンショックで懸念されていた世界金融資本主義は底割れを起こし、今年1月あるいは3月まで落ち続けた。
問題は、その立ち直るスピードが他諸国に比べ日本が非常に緩慢なことだ。
大きな原因の1つが円高。アジアなどの好況に輸出企業が付いていけない。
コストで対抗できず、国内生産への設備投資意欲は特に中小企業で更に悪化し、雇用問題へも大きく影響を与えている。
国内消費は、デフレ経済の中、個人消費は持ち直しているが、住宅着工などでは近年類を見ない低迷状況だ。
倒産件数は、緩やかに減少しているのは一挙に手綱を締めた慎重な経営結果だろうが、息がいつまで続くのか。
雇用情勢は、依然厳しく、所謂派遣切りで息をついていた企業は、製造業への派遣禁止が法成立したのもあり、今後は正規常用雇用者へも残業規制以上に影響するだろう。基本的に企業の設備投資が抑制されているのに雇用は増えるわけも無く、今は政策上攻めるのか規制で守るのかの順番は前者が先だと思ってます。
企業物価は横ばいとなったが消費者物価は下落しており、円高メリットを使いきれば吸収できず企業業績は更に悪影響を受け続ける。
景気の先行き判断も、昨年11月を底に徐々に回復していたが、今秋以降また低下し始めている。回復の兆しは2011年春以降という説も現実化するかもしれない。
為替レートは、4月から11月まで概ね円高でドル円は一時84円台までつけたが、12月の日銀の施策でやや円安値をつけている。
株価は、日経平均で3月に7,054円まで下落。これは89年12月の38,915円以来の最安値だった。
地価は、昨年比▲3-5%下落し、90年9月のピーク以来▲65-85%下落している。
つまり、とんでもない一年だったということだ。
昨日の民主党の成長戦略を見ているとどこか遠い国での理想論を見ているようだ。
税収より国債発行金額が多い国の必然は、ハイパーインフレを迎えるかデノミか良くても景気悪化。
個人的には、1月末から12月までの株価で、中国70%、インド140%、オセアニア40%、Brics110%、欧州75%の伸びに比べ日本は5%の小幅成長、それもこの12月分の円安効果だけという貧弱さを感じた2009年でした。
来年の日本は、とても大きな曲がり角になるのだろうと思います。
PS.今年は4万件以上のアクセス有難うございました。
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