ミナミの帝王27
11/1にCS放送で放映されたミナミの帝王27は、また勉強になった。
話は、手形詐欺。
偽名を使った、裏書の手形回収が話の筋だ。
素人なら、裏書が偽名というだけで、無き寝入りしそうだ。警察に詐欺で訴えたところで金の回収ができない相手だから詐欺するのだ。
勉強になったのは3点。各々調べてみた。
まず、手形の裏書。
・手形には金額が明記してあり、その金額を記載された期日に手形を保有している人に返済する。返済するのは発行人。だが裏に名前と捺印をすることで発行人から裏書人に保有人への返済義務が移動する。
・素人だと、受け取ったらすぐに記名しなければいけない株券や配当金の感覚だけではとても危険だ。手形は受け取っても決して記名捺印はしない、手形の裏書の意味を肝に銘じておこう。
次に、手形記載の金額の効力。
・Aさんが2000万の商品購入した分の手形を発行し1年後に余裕の有るBさんに現金3000万返すなんてのが有りそうだ。手形の額面は3000万円になる。だが係争した場合のAさんからBさんへの返済義務は2000万円らしい。1000万の利子相当額は利子として争われるからだ。
・だがミナミの帝王は3000万円回収する。法的根拠もしっかりしている。それは善意の第三者、事情に無関係の第三者は額面の3000万の返済を請求する権利を持っているのだ。確かに半年後にBさんからCさんに2500万で手形の譲渡が有ったらCさんは3000万をAさんに請求するだろう。
そして、公示送達。
・放送ではサラッとセリフだけで意味が分からなかった。「公示送達による訴提起で時効中断の手続き済みや」、漢字に直すと少し想像できる。
・支払う裏書人が行方不明で誰にも払ってくれと言えないで時効は切れてしまうことの防止の手段。裁判所に訴提起して一定期間掲示されれば送達されたと見なされ、時効中断の訴えが可能になる。
法律だから、この27話が制作された2003年から改正されているかは分からないが、法律解説の判例集の文章で勉強するより、ドラマは時系列で人の感情がからむからホントに分かり易いよね。
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